黒猫キャビアの決心

mori0526 どうぶつの森

先日、お昼ご飯を食べようと食卓につき、時計を見たら12:08でした。

youtubeを見ながらゆっくりお昼を食べて、食器を流しに運ぶとき、ふと視界に入った時計は12:08でした。

なんでなん?

以前は、そんなはずはない、自分の勘違いに違いないと思っていました。けど同じようなことが繰り返し何度も起こると、なんか知らんけどそうなってるんやなぁと思うようになりました。

きっと同じような体験をした方がいらっしゃるでしょう。それもどんどん人数が増えていってるような気がします。

さて、あつまれどうぶつの森の私の島で、とても久しぶりに住民さんの引越しがありました。

以前ご紹介した黒猫キャビアさんが玉姫島を卒業されたのです。

ある雨の日、キャビちゃんが声を掛けてきました。

「おねえちゃん、ちょっといいですか?」

話を聞いてみると、今婚活をがんばりたい、そのためにもっと出会いの多い場所に住みたい。ということでした。

もともと真面目なキャビちゃんです。彼女の決意は固く、それなら微力ながら協力することにしました。

「なぁキャビちゃん、前に南の別荘地に行ったこと覚えてる?あの時、すんごく楽しそうやったやん?」

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「あんな楽しそうなキャビちゃん、見たことなかったわ。ニッコニコでスキップしてたやん」

「ええ、覚えてますとも!開放的で、人が多くてステキなところでしたね」

「あそこに住んでみる?」

「えっ、いいんですか?嬉しいです!それならすぐにでも引っ越したいです♪」

ということで、あっという間にキャビアの転居が決まりました。

大急ぎで、だけど丁寧に別荘を完成させ、いよいよ引越し前日です。

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キャビちゃんはほぼ初期の頃から島にいました。思い出がいっぱいです。

晴れ晴れとした表情からは『未来の希望』だけを感じます。真面目なだけが取り柄の子だったのに、いつからこんなに自分を信頼して行動できるようになったのでしょう。

翌朝5時すぎ。キャビちゃんはもう旅立っていました。

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きれいさっぱり、家もなくなっています。やはり少し寂しいですね。

キャビちゃんちの内装はレトロシックでお気に入りでした。もっと写真を撮っておくんだったな。

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しかし、しょぼんとしてはいられません。

今日はこれから新住民さんを探しに行くのです。たぬきちと相談した結果、生産販売者は現状いるので、次は職人さんをお迎えしようということになりました。

近くの離島に遊びに来てる人の中から、職人さんを勧誘する作戦です。

途中で蜂に刺されたりしましたが…

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気合のハッピ効果かわかりませんが、無事、五十数島目で引越しOKの職人さんと出会うことができました。

うちの島はまだまだ整備が追いついておらず、職人の技と経験が必要なんです。

噂によると美しい島にはスズランが咲くそうです。玉姫島にはいままで咲いたことはないし、なんなら永遠に咲かないような気がします。

たぬきちも大喜びしてました。良い人が来てくれることになって一安心です。

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一段落したので、別荘のキャビアを訪ねてみましょう。

誠心誠意、キャビちゃんの希望を取り入れたつもりです。

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『お相手の負担にならない程度に、ウェデング感を入れて欲しい』という要望にお答えして、結婚指輪とウェデング・チャイム。24時間いつでも(お相手の気が変わらないうちに)誓いの儀式ができるように、夜中も明るい炎を上げるファイヤーフレームを完備いたしました。

内装もウェデングドレスが映えるような壁紙を選びました。

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キャビアさんの絶対条件として段ボール箱がありましたが、そちらもそれとなく配置してみました。ご愛用いただいているようで幸いです。

あれ?あの、ちょっとここ、言いにくいんだけど…

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少しワイルドな雰囲気があるけど… いいの?婚活に影響ない?

「ああ、これですか。わたし元々、キッチンまわりの片付けが苦手なんです。以前は出来ない自分を責めながら無理やり頑張ってましたけど、もうやめました。どうせすぐボロが出ますし」

そうなんや、知らんかったわ。

「今は最初から全部見せていくスタイルにしてるんですよ。わたしって、机の上のペン立てやリモコンが斜めになってるのは気になってすぐ戻すのに、キッチンはできないんです。なぜなのかしら?」

まあ誰でも得手不得手はあるよな。私はお風呂掃除が苦手やし。

「そうそう、特に2階がお気に入りなんです!」

はい、2階は猫の遊び場をイメージしてみました。

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キャビちゃんの希望だけをまっすぐ見つめる瞳を見ていると、きっと叶うんだろうなと思ってしまいます。

気の合うパートナーとここで仲良く暮らす日も、そう遠くはないのかもしれません。

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