ボートの音で眠る夜

ike やっと書ける話

最近、見えない世界との関わり方を変更するらしいです。変な日本語ですね。

以前のやり方を今にあったものに新しくするらしいです。私もまだよくわかっていません。

先月、ぶっ倒れた2日後、こう聞いてきました。

『重くて大きくて古いのを、軽くて小さくて誰でも使える方に change しますか?』

いつもこんなふうに一部だけ英語を入れてきます。ルー(大柴)と呼んでいます。日本語でいいやん。

たぶん情報キャッチのシステムのことだと思います。

私は「します!」と即答しました。年取ってくると服もバッグも軽いものしか無理です。

そんなある日の寝る前に、おふとんの中で youtube のクリームバス動画を見ていました。

すると動画の音に重なるように、なにか別の音が聞こえてきました。

それは、水音と何か硬いものがこすれ合う音でした。よく聞いてみると、手こぎボートのオールが水を掻く音と、オールが船とこすれる音のようでした。

boat

すごく良い音なのでスマホを消して、ボートの音を聞きながら寝ることにしました。

静かな水面をゆっくり進む手こぎボート。

池…なのかな?波がほとんどない。

ジャッと水音、ギィ…カコココと触れる音、心地いい音。

とても安らいですぐに寝てしまいました。

それから3回ほどに分けて、ボートの音に関連するものがやって来ました。

まず○○という地名。

池の近くにある小さなお社。かなりの古さ。劣化防止のためか、トタンで覆われている。

totan

波のトタンじゃなくて、外壁用の焦げ茶のトタン。

劣化防止じゃないのかもしれない。なぜなら造りが雑すぎる。

木材の骨組みにトタンを巻いただけ、みたいな感じで、屋根も載せただけ。

なのに巻終わりには南京錠がかかっていました。

サイズも1m四方ぐらいで、イラストのような小屋ではありませんでした。

まるで隠したがってるみたいで、ちょっと変な感じでした。

次は、古ぼけたアルミ製の赤いドアでした。色褪せ、緑の苔が汚くこびりついています。

あー、やな感じ。このドアは開けたくないわー、と思いました。

ドアの後ろに、廃墟化した昭和のプレハブ住宅が見えてきました。

小さくて平屋で、周りの木々や草に飲み込まれています。

old-house

家、小さなお社、池はそれぞれ近くにあるようです。とても湿気を感じます。

たぶんあのお社は、ここの住人が私的にお祀りしていたのでしょう。何を、かはわかりません。

今はもう、家もお社もなく、エネルギーだけが残っているような感じがします。

そして昨夜の真夜中。

できたら夜中はやめてほしいです。前半のやり取りは忘れてしまいました。

たぶんうちの近所の神社の方だと思います。こう言ってました。

『神上がるとは、不自由なものだ』

トタンのお社のことを言っているようです。(母親が池で亡くなった子を、池の守り神として祀ったかな?愛と後悔が執着に変わり離れられない)

私は自由がいいな。

カミサマと呼ばれる人たちが、神社に縛られる必要は、もうないと思う。

いてもいいし、いなくてもいい。

人は自分で願いを叶える。

もうそこにいなくていい。

自由でいい。

そういうふうに私は思います、と伝えました。

すると近所の神社の方、バキューン!と上に翔んでいきました。

自分の他に2つ3つ何か連れて行ったみたいでした。

torii

で、これって軽くて小さいのに change できてるの?

どうなの、ルーさん?

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