以前、八坂神社の下にある水は、あるところにつながってると思う、と書きました。
そこは、おでこの斜め上のスクリーンで見た、ある場所です。もう10年以上前のことかもしれません。私は時間の感覚がおかしいので、たぶんそのぐらいだと思います。
そのお話を始める前に、私が感じている京都の水事情を書いておきます。
今から50年ほど前、私が小さかった頃は、まだ井戸水を使っている家がありました。飲食には上水道を使い、洗濯や植木の水やりには井戸水を使う家が多かったように思います。
子供の頃住んでた家には、玄関の外にガチャポンプが残っていました。
かすかな記憶では、はじめは少量の錆びた水が出てたものの、いつのまにか水は枯れてしまいました。
友達の家は、井戸水をモーターで汲み上げて、水道のように蛇口から使っていました。通り庭の奥にあって、夏はとても冷たい水が出ました。
京都は本来、地下水が豊富な土地なのだと思います。
堀川の水がほぼなくなり、一般家庭で井戸水を使わなくなって、すっかり地下水は枯れてしまったかのように見えました。
しかし、地下鉄東西線の工事では溢れ出る地下水に、工事は遅れに遅れ、予算を超える費用がかかってしまいました。その水は一体どこから。
私は東西線の近くにある、神泉苑の湧水が枯れるんじゃないかと気が気じゃなかったです。水は澱んだら終わります。
今や京都市営地下鉄は、日本一高いと言われる運賃にもかかわらず、赤字だそうで。赤字なのは京都市全体もですけど。第二の夕張と揶揄されたり、大変なことになっているようです。
そこまで落ちてしまった原因は一つではなく、複合的なものなのでしょう。
個人的には、水のエネルギーの不足を感じます。京都で暮らす方々には申し訳ありませんが、特に夏の京都の水道水は飲めません。臭いも味も、飲み込むことができません。
市の予算がなくて浄水設備まで手が回らないのでしょうか。細胞を満たす命の水です。市民と京都のために改善していただきたいと思います。
さて、10年以上前の夢の話に戻ります。
夢の中で何度か行った場所がありました。
私は暗い水の中にいるのですが、体は濡れてなくて、呼吸もできます。
ここはどこなのか辿っていくと、どうやら京都の下みたいです。
実際にあるのか、ちょっと次元のずれたところにエネルギーとしてあるのかはわかりません。
それはきれいな水をたっぷりとたたえた、巨大な水盤でした。京都の碁盤の目がすっぽりと入ってしまうほどの大きさです。
私がいたのは、その水中に沈む空間の中でした。例えるなら光学迷彩の潜水艦みたいな。水の中の透明な水晶は見えない、みたいな。そういうところでした。
中を見ていると、操縦ルームのような空間がありました。
(↑操縦ルームっぽい空間)
計器やメカメカしいものは何もなく、操縦席もなく、念じると前の空間にポッと柔らかい光が灯り、コマンドを送れるみたいでした。
暗い水盤の中は大変居心地がよく、とてもリラックスできました。ここで寝たら気持ちよく熟睡できるのに、と思いました。
夢から覚めて、水盤に沈む空間とリアル京都をつなぐ場所はあるのかな?と思っていると、スーッと見えてくる景色がありました。だいたいあのへんやな、と見当のつく場所でした。そこにスイッチがあるような気がしました。
しかし当時の私は見えたイメージを即刻否定。バカバカしいとさえ感じ、誰にも内緒にしていました。
後日、友達に「笛のお稽古、見にこうへん?」と連れて行かれたところは、スイッチの斜め前のお宅でした。
(いやいや、嘘やろ?どういうこと?)
びっくりして意味がわかりません。そのあたりを歩くと、地面が波打ってるような感覚を覚えました。
(変なこともあるもんやな、、、)
そんなことなど忘れかけてたある日、霊視をする方に会う機会がありました。ふと思い出し、雑談の流れでそのことを話すと、その方の目が変わりました。
「それ!そのスイッチ押して!今すぐ!」
「へ?」
「イメージの中で今すぐ押す!!」
ひぃ〜〜〜〜〜
私は変な汗をかきながら、一生懸命思い浮かべて、オドオドとスイッチを押してみました。
で?どうなるんですか?
その答えを教えてもらうことはありませんでした。
(次回につづく)
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