我が家のエアコン(17才)が、うまく温度調節できなくなりました。
冷えないのも困りものですが、28℃に設定しても27、26℃とどんどん下がっていくのです。寒いったらない。
このエアコンは買った翌年に水漏れし、有償修理しました。何年後かにはぜんぜん冷えなくなり、また修理してもらいました。
当たりの良し悪しがあるとするなら、ハズレだったと思います。
更に経年劣化で室外機がうるさいし、室内機のプラスチックの内部にカビがめり込んで取れません。
もうとっくにエアコンの寿命は超えているので、今回は修理せず、思い切って購入することにしました。
ある程度のところで買い替えておかないと、家電製品って一気に壊れていきませんか?
次は2001年から使っている冷蔵庫が控えているのです。冷蔵庫なしの生活はなかなか厳しい、というかほぼ無理です。こちらも壊れる前に買い替えたいものです。
さて、私がエアコンを探し始めたのは、エアコン販売ピークの直後ぐらいでした。
家電量販店に見に行っても、もう一等地にはなく壁際に高々と陳列してありました。あれって、高くて見えないところのは売る気がないってことですよね。違うかな?
残った在庫は倉庫に集約して、ECで売りましょうってことかなと思いました。なので目ぼしいメーカーのカタログだけもらって、ネットで探すことにしました。
探してみると人気の機種はすでに在庫なし。在庫のある中からカビ対策に強いものを探しました。
お掃除ロボットなしで基本性能重視のものは、あまり高くはありませんでした。それでも私が良いと思ったのは14万近くしました。10年使うとしたら、まあそんなものでしょう。
よし、これに決めた!と、あとは注文ボタンをポチッとするだけなのに、なんとなく嬉しい気分じゃないのです。
特に理由はないけど、なんとなく今じゃない感があったように思います。
その時は夜でした。明日決めよう、と思いました。
一瞬だけ、明日になったら売り切れてるかもと、少し不安になりましたが、縁があったら残ってるはずですので、その夜に購入するのはやめました。
翌日、洗濯を干し終わってから、前夜のエアコンのページを見てみました。
すると信じられないことに、10万チョッキリに値下げされていたのです!!4万円近くもですよ!
これか!!!
そう思いました。これはすぐに購入手続きをしないと!あっという間に売り切れてしまいそうでした。
実際、次の日にはもう販売が終わっていました。
もし夜に自分の感覚を無視して購入してたら…
もし夜に注文を止めたあと、在庫がなくなるかもとずっと不安を繰り返していたら…
自分の感覚・気分を優先することの大切さを、改めて感じました。
今は新しいエアコンで快適に過ごせています。
で、この話ちょっとおまけがあるのです。
取付工事に来てくださったのは、若い男性でした。取外しもあるのに、ひとりでした。
「おひとりなんですか」と聞いてみると、
「この時期忙しいのでひとりなんです」と、礼儀正しく返してくれました。
少しして気がついたのですが、この若い方、かなりの宇宙系でした。
話が微妙に噛み合わないし、エアコン搬出時にぶつけて壁紙破っても謝らないし、仕事の詰めがあまい。お願い相方と一緒に来て、と心の中で叫びました。
その夜、寝ようとして目をつむったら、見たことないタイプの異星人を見ました。
宇宙船の小さなコクピットから出てきたその人は、肩幅が広く角ばってて、青味の強いブルーグレーでした。目から上の特徴が、工事の彼そのまんま。
こちらに気づいたようで、おやっ?という表情で見ていました。
あー やっぱりそうかー。そういう時代になったんやなー。がんばれ、工事の彼。
今私は、我が家のエアコンが落ちてきませんようにと、毎日見上げて祈っています。
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