完全キャッシュレスの夢

fullcashless 日々のこと

2023年12月31日と2024年1月1日のはざまに夢を見ました。

とりあえずメモしておきましょう。

夢の中で、田舎のコンビニ的存在のナントカ商店にいました。駄菓子とパン、少々の食料品と日用品だけの小さなお店です。

ポケット菓子を2つほど持ってレジに行くと、誰もいません。覗き込むとバックルームに、というか自宅に通じるであろう奥からガサゴソ音がします。

「お勘定おねがいしまーす」

そう声をかけると、奥からエプロン姿の男性が出てきました。色白でほっそりした、若い人でした。

お金を支払うため出した財布は、見たことのない小銭入れでした。中には私の知っているお金はまったく入っておらず、記念メダルのようなものばかり入っていました。

私はこれらのメダルが使えるのか、恐る恐る聞いてみました。

「使えます」

男性はそっけなくそう言うと、わたしの手のひらからメダルを3枚取りました。

あ、使えるんやな。良かった。なんでお金、入ってへんのかな〜

商店を出て歩いていると、公民館のような建物がありました。

1階の一部は洋食屋さんになっています。店の前にテイクアウトコーヒーの看板が出ていました。

入ってみると中は木目調の内装で、なかなかの年季を感じました。

カウンター席のところまで行くと、白いコック帽の初老の男性が出てきました。垂れ壁にかかっているテイクアウトメニューを見て、ホットのカフェラテを注文しました。290円でした。

出来上がりを待つ間に、店内を眺めます。お客さんはほぼ高齢者。夫婦で昼食にきているような感じの人もいて、みんな馴染みさんみたいでした。

「はい、お待たせしました」

わりと大きめサイズのカップです。支払おうとして、また小銭入れを出すと、コック帽の男性は言いました。

「お金はいらないよ。つい最近◯△制度が始まったでしょ。だからいらないの。知らない?」

takeoutcafe

ちょっと怪訝そうにこちらを見る男性。

私は、うやむやな返事をして、洋食屋を出ました。

(そんな制度あったっけ???)

手に持ったコーヒーを見ながら、その制度のことを考えますが、まったく思い当たるものがありません。

ブロック塀ぞいに歩いていくと、道にこんなものが置かれていました。

hibachi

カラーコーンに守られる睡蓮の鉢。

なぜ?こんなところに?

さらに歩くと、自動車の通れる広い目の道に出ました。

歩道の簡易ベンチに腰掛けて、カフェラテを飲みながら、周りを見回します。

道の向こう側には専門学校があって、学校の前でなにやらイベントをやっています。楽しそうな話し声や笑い声が聞こえてきます。ファッション系の学校なのかもしれません。自分の作品でファッションショーをやっているようです。

senmongakkou

近くには、とても清々しい気を放つ、集合住宅がありました。

ちょっと変わった建物で、バルコニーがとても広い。ルーフバルコニー付きの部屋もある。住人さんはそこで色々な植物を育てているようです。

あそこで暮らしたら心地良いやろなぁ。住んでみたいな〜

そういえば、学校前の道を右に行ったら、手作りの小さな洋菓子店があったはず。そこに寄って帰ろう。

ここで夢は終わりです。

完全キャッシュレスとは、どういう仕組みになっているのでしょう。クレジットカードもスマホ決済も、もう既に使われてないようでした。

まさかのチップ埋め込みでしょうか?アレルギー持ちなので変なもの入れたくないんですけど。

でもそんな心配はいりません。現実世界で完全キャッシュレス決済になるころには、私はもうここにはいませんからね。

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