出雲井社からバス停まで戻る途中で、古代出雲歴史博物館に立ち寄りました。
出雲地方の古墳の出土品をちょっと見たいのと、何よりお手洗いをお借りしたかったのです。
のどかなところへ旅する時は、帰路の電車バスの時刻と、トイレの場所は押さえておいたほうがいいのです。田舎のバスなど1時間に1本あればいい方で、朝夕は来るが昼間は来ないなんてよくありますから。
トイレも大事ですよね?公共施設やコンビニがあるとは限りません。今回も事前にザッと調べておきました。
常設展だけ見るつもりが、受付の方に特別展示を勧められ、割引もあったので見ることにしました。
この時の企画展は「伊勢と出雲」でした。
博物館全体が想像以上に広くて、やっぱり常設展だけにしとけばよかったなと、ちょっと焦りました。なのにクイズラリーまでして、しおりを頂いた私って、、、
常設展は撮影OKのところが多かったです。
壁一面の銅剣はレプリカではありません。全部国宝と仰っていたと思います。迫力に圧倒されます。
祭祀の道具として作られ、古墳に納められたそうです。
銅鐸です。大小を入れ子にして出土した現場が、再現されていました。
どれも細かい文様が入っています。どんな意味を込めて付けられたのでしょう。
実際に鳴らすことのできるレプリカがあり、内側に吊るした棒(玉?)を揺らして当てると、とてもいい音が響きました。
古代の出雲大社の模型もありました。
矢印の先の白い点が人です。どんだけ大きいのでしょう、やり過ぎではないですか。
古代出雲族を陥れた人が、どれだけ恐れを抱いていたのか。まったく正気の沙汰じゃないと感じます。
京都の崇道神社などもそうですが、自ら手を下しておきながら、怨霊・祟りを恐れ、神として祀り上げるとか、どうなんですかね。後世も長きにわたり怨霊として語り継がれ鎮魂され続け、またその力を良からぬことに使いたい人もやってくる。
「儂はいつまでここで怨霊やってなあかんのや?」
そんなつぶやきが聞こえてきそうです。
まあ、私達の意識が変われば、そんな古い流れも変わってくるのかもしれません。
博物館を出て、一旦バスで出雲市駅まで戻って昼ごはんです。
宿泊した出雲グリーンホテルモーリスから南に少し行くと、川があります。
川に沿って遊歩道があり、そのすぐそばに「トエニ」というカレーやパスタのお店があります。
その日はランチタイムで混んでいて、ほんの少しだけ待って、カレーをいただきました。ご飯を減らしてもらうのをうっかり忘れ、お腹パンパンになりました。美味しかったです。大半は地元のお客さんみたいでした。いろんな土地の日常にそっと混ざるの好きです。
出雲市駅の周辺には居酒屋さんはたくさんあるけど、そのほかのご飯屋さんは少ないと思います。特に徒歩で行ける範囲は少ないかと。
営業時間は昼と夕方に分かれているようです。居心地のいいお店だと思います。
食後、駅で少し休憩して、今度はJRで西出雲へ向かいました。
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