また鍼灸院で鍼してもらって、ゆっくりしてた時のことです。

寝ようとしてたんですが、近くの治療ブースからもれる話し声で眠れずにいました。
先生と患者さんが話しているのですが、まあ聞きたくなくても聞こえてしまうわけです。耳を自由に閉じることはできませんから、ちょっと不便ですね。
患者さんは症状が続くことに少し焦りを感じ、気分が落ちて、若干怒りに転じておられるような印象を受けました。私がそう感じただけで、実際は違うかもしれませんが。
そういう気持ち、わからんでもないな〜
「なんで私ばっかり?」と他人と比べてみたり
「私の何が悪いの?」と自分を責めたり。反省ではなく。
被害者的な立ち位置から一歩外へ出ないと、しんどいです。ちょっと離れると見える風景が違ってくるように感じます。
そんな話を聞きながら目を閉じていると、見えてくるものがありました。

ドライアイスのモクモクが流れている川です。
上の画像より全体的にもっと薄暗い感じで、寒い。
幅4〜5メートルほどの川を横から見ています。
流れているのは水ではなく、ドライアイスの煙のようなモクモクで、川のまんなかに黒い三角の岩がありました。
(なんやこれ?寒い。三途の川とか?)
これは眠ったらあかん、と思いました。眠ったら引っ張られそう。
すると次に知らない女性が見えてきました。

どうしても似たようなイメージの画像が探せなかったので、またまた下手な絵になります。
その人は70歳前後ぐらいかな。もしかしたらもっと若いかもしれません。
かなり痩せてて、積年の日焼けで褐色の肌をしていました。
顔も体も深いしわがあり、ゴツゴツした鼻をしていました。
色の抜けかけた茶髪をねじって、おおきなパッチン髪留めで、毛先を上向けに留めていました。上向けに開いた毛先が四方に散らばっています。
夏の西日にジリジリ焼かれてて、寒そうな川のそばにいるのに、この人自身はとても暑そうでした。
イライラをぐっと噛み殺したような表情で、でもイライラが今にも爆発しそうな感じです。これは触ったらあかんやつや。
目を開けて、その状況から離れました。
(今の女性は、近くのブースの人のご先祖か、くっついてる人かな?)
どちらでもいいんですけど、彼女には心の安らぎが必要ではないかと思えました。
こういう時、くっつかれてるご本人ができることはなんだろう。
ふっと思い浮かんだのが先祖供養でした。
イライラの女性が血縁の誰かならダイレクトに供養になるし、どこかから付いてきた人でも先祖供養は有効だと思います。

理由はご先祖さんが良くなれば(強くなれば)、ある程度守ってくれると思うからです。
たいがいの場合、子孫はかわいいし、大切ですからね。私達だって子供や孫は大切だし、幸せでいてほしいですよね。喜んで守ります。
先祖供養といっても、墓参りやお寺さんでの供養だけではありません。
それこそ病気や遠方で、お墓にたどり着けない人もいらっしゃるでしょう。
いくら高額な墓石を建てても、お布施をしこたま包んでも、気持ちが入ってないとあまり意味がないと思います。
逆にベッドの中からでも、気持ちさえあれば届きます。ご先祖さん達は時間・距離とは関係ないところにいます。呼びかければ、だいたいいつもいます。(たまにいないこともある)
では「気持ち」って何でしょう。
私は「感謝」だと思っています。
もし万が一、先祖が悪人やどうしようもない下衆野郎だったとしても、その人がいなかったら今の自分はいません。
ご先祖はそんなに立派でなくていいんです。命を繋いでくれた、生き抜いてくれたことには、感謝しかありません。
お墓、仏壇など何もなくても、どこででも、ほんの短時間「ご先祖の皆さん、ありがとう」と感謝を送れます。
お金も大した時間もかかりません。
もし「クソ先祖のせいで、今こんなひどい目に合ってんねん!」
「許さん!」「感謝なんて出来るわけない!」
と思うのなら、「お前らのせいで、散々な目に合ってる。許さんからな」と毎日話しかける実験をやってみますか?
私はやったことないし、絶対にお勧めはしませんが、やるなら自己責任でお願いします。
自分が先祖の立場で言われるとしたら、どっちが嬉しいか考えたら、、、実験をやってみるまでもないと思いますが。
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