日本で売られる外国米、海外で売られる日本米

日々のこと

今日はお米を食べましたか?おいしかったでしょうか?

振り返れば1993年、平成5年は圧倒的な米不足でした。原因は冷夏による稲の生育不全です。あの時はスーパーの棚に国産米の姿はありませんでした。

かわりにカリフォルニア米やタイ米などの輸入米が並んでいました。カリフォルニア米2:タイ米8ぐらいだった記憶があります。

我が家もタイ米を食べていました。少しでもおいしく食べられるように工夫して、それなりに美味しく食べていました。息子のお腹を満たしてあげることを何より優先していました。

でもテレビのニュースでは「タイ米はまずくて食べられない」などというインタビューを盛んに流していました。それを見るにつけ、自分たちの主食を分けてくれるタイの人達に失礼ではないかと思っていました。タイの米農家さん、その節はありがとうございました。

あれから32年後の令和7年。今回の米価格の高騰と国産米の不足は仕組まれたものだと考えています。

私は今も日本のお米を食べているし、これからも美味しい国産米を食べたいです。

でももし国産米を食べたいけど、価格的にどうしても無理!キツイ!なら、食べられることに感謝して外国産の米をおいしくいただきましょう。カリフォルニアやベトナムの農家さんが悪いわけではありません。(ただし中国産は安全面で不安があるので私は除外します)悪いのは我が国の政策です。

お腹を満たして元気が出たら、価格高騰米不足のからくりを調べてみてください。そして次の選挙へ必ず行ってください。また普通に国産米が食べられるように、あなたの1票が必要です。このままでは割とすぐに日本のお米が食べられなくなりそうです。

「自分1人が投票したって何も変わらないから…」

今までそう考えていた人が100人投票したら、100の票が動きます。

では、どんな輸入米が売られてるのか、一緒に見てみましょう。

Amazonさんの情報をお借りしています。少し前の情報になりますので、現在は違うかもしれません。ご了承ください。

カリフォルニア米ですね。中粒種です。

5kgで5,000円です。国産米と変わらない値段だと思います。実質、送料を含む値段ということでしょう。

精米時期を見てください。

「2024年3月下旬」

なんで日本の子どもたちが2024年産の国産米を食べられないの?あったのに!あったよね!日本政府アホちゃうん?

と思いませんか?でもこれ計画通りですから。

SBSは政府調達での輸入で買い付けたということらしいです。興味のある方はこちらをお読みください→FUNADE様サイト 消費税の二重課税についても少し触れられています。

こちらもAmazonより。カリフォルニア米です。10kg9,480円と同じような価格設定ですね。

アメリカではいくらで売ってるんでしょうか。

次はベトナム産米です。楽天市場さんの情報です。

ベトナム国内で通常食べられているのはインディカ米だと思います。

こちらは日本への輸出用に栽培された短粒種(ジャポニカ米)みたいです。輸出することが決まっていたから、日本向けのパッケージなんですね。

5kg3,380円と、なんだかホッとするお値段。もう米価格の感覚が麻痺してしまいそうです。

これ一体どこで精米してるんでしょうか。玄米で輸入して日本国内で精米ですよね?ちがう?

精米時期が2024年8月下旬になっとりますが…中粒種なら美味しいとは思いますけど。

ベトナムはお米をいっぱい食べる国で、米の生産量もとても多いです。縦に長い国土の南端にメコンデルタと呼ばれる広大な農地があります。そこでは米の三期作が可能だそうです。1年に3回収穫できるって、日本では考えられませんね。

では次に、海外では日本米はどのように販売されているのか見てみましょう。

こちらのYouTubeから抜粋させていただきました。ありがとうございます。

見てて気になったのは価格の安さと、パッケージです。

こしひかりをKOSHIHIKARIとローマ字で表記しています。

外国で販売するならローマ字も併記のほうがわかりやすいですよね。売りたいんですから。買う方の立場で考えたらそうなります。

次は「ななつぼし」です。

HOKKAIDO

JAPANESE なんちゃら GRAIN RICE

と、現地のお客さんに読める表記があります。

次は台湾のコストコで販売されていた「あきたこまち」です。

新台湾ドルで$539

日本円で2,600円をちょい切るぐらいです。安いですね。理由を知りたいです。

パッケージを見てください。

ローマ字表記も台湾表記もありません。私達が普段スーパーで見ていた、懐かしささえ感じるパッケージです。

青丸のところに「パールライス」と書いてますしね。

以前からXで見かける「外国で販売される日本米」を見てて、ものすごく引っかかるところがあったのです。それは、この「あきたこまち」のように、まったく日本国内で流通してるパッケージと同じものが売られていることです。

はじめから輸出する計画なら、英語やローマ字表記を入れるのが普通じゃないの?だって売りたいんですよね?

ここからは妄想劇場ですよ。信じないでくださいね。

令和6年産の米は前年に比べ、極端に少ないというわけではないとか。

→でも昨年新米が販売されてからも、米不足のような状態は続き、価格は上昇し続けた。

→米はどこかに確実にある。でも流通を止められてる。

→誰が?何のために?

→そうこうしている内に、本来なら国内で消費するはずの精米が、ダブつき始めた。

→もうこれ以上倉庫に入れておけない。古くなるし経費もかさむ。でも国内には出せない。

→よし、輸出しよう。それしかない。

→日本米が国内販売用のパッケージで、外国のスーパーに置かれる。

→国産米はさらに高騰し、不足し続ける。

↑今ココ

いったい誰が、何の目的で!?

このままで行くと今年に穫れるお米が出揃っても、国産米不足と高値は解消しないでしょう。

  • まず政府が今年放出した備蓄米21tを確保します。
  • 輸出用の米を問答無用で確保します。輸出量は増やします。
  • 政府は外国米を強制的に輸入しなければならないノルマがあるんです。だから農家潰します。
  • 食料自給率をもっともっと下げて、いつでも兵糧攻めにできるように、国民の皆さん協力するんですよ。テレビだけ見てね。

子供や孫においしい日本のお米を食べさせたいなら、どうしたらいいですか。外国米は料理によってはおいしくいただけますが、塩と海苔のおむすびには向きません。

私は、おいしいお米のおいしいおむすびが食べたいし、家族にも食べてもらいたいです。

よかったら「ななつぼし」の価格の推移を以前に書いてるので見てください。今では10kg10,000円になってしまいました。

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