多奈波太神社から名駅まで戻り、一旦ホテルに入りました。小一時間ほど休憩して、次は屋外展望台スカイプロムナードから名古屋の街を眺めに行きます。
駅近くのホテルを出ると、まだ強くて冷たい風が吹いていました。時間は16時過ぎです。
傾いた11月の太陽は、高層ビルとビルの隙間には届きません。
ビルの前のイベントスペースでは、青い揃いのジャンパーの人がビールを売っていました。
「冷えたビールに枝豆がついて200円です！いかがですか〜！」
冷えたビール、という冷たいワードで耳から1℃、体温が下がりそうです。そのくらい寒い風の日でした。
いろいろな有名ブランドの路面店を眺めながら、少し歩くと到着です。
（ミッドランドスクエア 屋外展望台スカイプロムナード）
矢印のところが展望台とか、怖すぎるんですけど行きましょう。しかも屋外ってどう？
専用のシャトルエレベーターがスケスケで、高いところが苦手なのを思い出させてくれました。入場料は1,000円です。
到着したら屋外の意味、わかりました。
あまりに非日常的な場所に立つと、脳がバグります。
そして想像していた以上に風が強い！
誰もいない！
手すりのところに案内板がありました。こちら側が海ですね。
海の方に向かって祈らせていただきます。
天津甕星、天羽槌雄、天之多奈波太姫
もし地球の外から何か落ちてくるようなものがあれば、それが何であれ、海の沖に落ちるようお力を貸してください。
陸地にはこんなにも多くの命が生きています。
勝手を申しますが、できれば小さくして沖へ、の方向でお願い申し上げます。
左上に小さな三日月があります。
空と地上の境目がやわらかく発光しているように見えます。
多くの人々が持てる命を使って、自分のために誰かのために今この時を生きています。私にはその命が発するエネルギーの光に感じられてしまうのです。
ひとりひとりの想いが集まり、やがて大きなうねりとなって世の中を変えていくでしょう。
想うことからしか始まらないのです。
まるでレゴの街です。ちょこんと名古屋城が見えます。
風が強すぎて寒すぎて、すぐにホテルに帰りました。
部屋に入った瞬間、妙な歪みを感じ、部屋を間違えたかも？と焦りました。
でもカードキーでドアは開いたし？なに？
急いで明かりをつけて部屋の中を見ると、そこには私の荷物があります。
この部屋で合ってます。でも空間に変な圧が…
あ、移動したんやな。
いわゆるパラレルシフトとかいうやつだと思います。
こんなにわかりやすく、大きく移動したのは久しぶりのような気がします。
その日の夜はリラックスして、静かにゆっくりと休むことができました。
ありがたいことです。
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