夢の中で。
私は町中にいました。歩いてはいなくて、バス停かどこかに立っていました。
すると誰かが声を掛けてきました。
「あの、ちょっと失礼ですが…」
声の主を確認すると、20代前半の女の子ふたり。その片方の女性でした。
イマドキのかわいい感じの女性は、ニコニコと続けます。
「左の鼻の穴から鼻毛が出ていますよ」
へっ!?はなげ?
たたた確かに左目がほぼ見えないから、鼻毛の確認は大変なのだ。勘が頼りのところもあるが!
そんなに出てますか?
アワアワと返事をしてしまう。
「ひ、左はよく見えないんですっ」
女の子たちはニコニコと続ける。
「そうなんですか。わかりました。お取りしますよ。抜くか、カットか、どちらがいいですか?」
「えっ?あ、カットでお願いします」
「私達、こういう仕事の勉強してるんです。任せてください。はい、ちょっと上向いて〜」
ここで?こんなところで?
言われるがまま、ちょっと上を向く。
女の子が小さなハサミを動かす、小さな音がする。
「あ、白髪の鼻毛もありますよ〜」
知ってます…
やってもらいながら考えました。こういう仕事の勉強って、なんなんやろ?
美容関係?メイクさん?それとも介護美容とかかな?
女の子たちは鼻毛の出ているおばさんを、バカにすることなく、親切に優しくケアしてくれました。
優しく大切にしてもらうのって、いいよね。
変な夢だけど、これはこれでとても幸せな夢でした。
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